近年、地球上のもろい生態バランスを維持するために”熱帯雨林の保護”が叫ばれていますが、ゴムの木は熱帯雨林を形成する主要な植物のひとつです。
ゴム風船の原料であるラテックスは樹皮から直接採取するため、ゴムの木を伐採することはありません。つまり、ゴム風船や手術用手袋などの製品がより多く使われれば、それだけゴムの木の経済的価値が上がって、むやみに伐採されることも少なくなるのです。
ブラジルの人類学者メアリ・エレナ・アレグレゥティ博士は、ブラジル北部で伐採され、無視され、
忘れ去られようとしていたゴムの木の有用性を人々に理解させ、「自然の持続可能な利用」を産業として確立させた功績により、1992年のWWF(世界自然保護基金)ゴールドメダルを獲得しています。
ゴムの木は現代人と大自然とがうまく共存できることを示す好例。
あなたがゴム風船を手にした時、そのもととなるゴムの木々が、自然の生態によって地球の大気を維持し、生態系を保護していること、そして産業として第三世界の人々の生活を支えていることを思い出してください。