風船の害によって死んでいく海洋性動物についてはこれまで多くの話題がとりあげられてきましたが、これらは事実なんでしょうか?
バルーン業界関係者と報告者による広範な調査の結果、こうした事例が事実として確認されたことはこれまでに1件もありません。
米国魚類・野性動物機関のキャシー・ベックさんが、8年の間に死んだ439頭のセイウチの調査を行った結果わかったことは、死亡したどのセイウチの体内からもゴム風船は1個も見つからなかったという事実です。
最も多くとりあげられている報告は、米国・ニュージャーシー州の海生哺乳動物保護センターで、死亡した海亀の腸の中からゴム風船1個を発見した、というもの。これも、同センター責任者のボブ・シュールコフさんは「海亀の死亡原因がゴム風船にあるとは断定できない」と言っています。
学術的根拠をもたない報告がマスコミに流れたために
、多くの人がゴム風船を誤解することになったのはとても残念。私たちは一日でも早くこの誤解をとかなければと思っています。
1994年現在、ゴム風船が海洋性動物の死因になったという臨床医学に基づいた報告は”皆無”なのです。